
勉強が嫌いで成績が悪いお子さんの成績が大幅にアップした方法!
勉強が嫌いなのは、興味がなくて面白くないからです。ではどうすればいいのか?
Aさん「うちの子は勉強が嫌いなんです」
Bさん「うちの子はまったく勉強しない」
Cさん「うちの子は遊んでばかりいる」
保護者の方がよく言わる言葉です。しかし、本当にお子さんは勉強が嫌いなのでしょうか?
答えはYESでもありNOでもあります。両方になります。
好きな教科もあれば、嫌いな教科もあります。また全部の教科が嫌いだといいながら、実は図工や体育が好きだったりします。
では、どうすれば、嫌いな教科を好きにすることができるのでしょうか?その方法は実にシンプルです。
うちの子なんとかなりませんか? 勉強嫌いを克服して30点上げる7つの方法
その方法は?嫌いな教科(苦手な教科)を頑張るのではなく、好きな教科(得意教科)を特に頑張ってみるのです。
人は好きなことや興味があることは、どんどん吸収します。しかし、嫌いなことや興味がないことはなかなか覚えません。
だから、まずは、好きな教科をガンガン得意にしましょう。では、嫌いな教科・苦手な教科はそのままでいいのか?
はい、大丈夫です。
知識が広がれば、あとは、応用が利きます。
わたしの塾に、歴史が大好きで数学がとても苦手な子がいました。数学を見るのも大嫌いな状態での入塾でした。
そして、得意から入る学習に導きました。一次関数が嫌いで、歴史が好きな場合はこんな方法でした。
佐藤君「先生、一次関数って普段、使わないし意味ないと思うんですけど」
数学嫌いの佐藤君なので、数学のすの文字を見ただけで拒絶反応を示します。実は、わたしとしては、嬉しい質問なのです。
わたし「では話は変わりますが、佐藤君は、江戸時代を開いた人は誰かわかるかな?」
佐藤君「もちろん、徳川家康です」
ここで徳川家康イコール歴史という認識を持ってもらいます。すると佐藤君の脳は大好きな歴史を意識します。そこでさらに、歴史と数学を合わせた出題をします。
わたし「家康が開いた江戸幕府ですが、やがて江戸の人口が増加して食料に困ったので、新田作りをしました。江戸周辺の沼とか埋めて新田を広げていきました。佐藤君、知ってるかな?」
佐藤君「はい、徳川吉宗が有名ですよね」
わたし「さすがは佐藤君。(ここから社会から数学に変わります)そういえば、当時の江戸幕府の石高が500万石だったとすると、新田を1年に2万石ずつ増やしていくと、10年後には石高はいくつになると思う?」
佐藤君「1年で2万石だから10年だと20万石増えるから520万石です」
わたし「すごい正解です。よくわかったね。では、100年後は幾つかな?」
佐藤君「うーんと200万石増えるから700万石です」
わたし「よくわかってるじゃないか。もし、佐藤君が江戸時代に生きていたら農地開拓が簡単に進んだと思うよ」
佐藤君「歴史は得意なので」
わたし「でも、今のは、一次関数の問題だったんだよ」
佐藤君「え?どういうことですか」
ここでわたしは、先ほどの式がY=2X+500であることを説明しました。
すると、佐藤君は「なるほど」と頷き、今までなかなか理解できなかった一次関数がすんなりと解けるようになりました。
これは、脳が社会大好きから入ったためです。
先週に教科書通りの問題の時はまったくできていませんでした。
それが好きな社会から入ったところスラスラと解けるようになったのです。数学が苦手というのは、実は思い込みだったのです。解けないから苦手になり、興味がなくなってしまったのです。
でも、興味があることから入れば、実は数学は簡単で楽しいものだったのです。
その後、佐藤君は数学も嫌いではなくなり、最後は、一番嫌いだった数学が2番目に好きな教科に代わり、定期テストで30点だったのが、80点まで上げることができました。
興味があることから広げること、そして、解けるという実体験が、重要だったのです!